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プログラマーのためのVisual Studio Codeの教科書

マイナビ出版

2,992円 (2,720円+税)

令和時代の最強エディターを使いこなす!

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内容紹介

「Visual Studio Code」(VS Code)は、Microsoftが中心となってオープンソースで開発されているクロスプラットフォーム(Windows/Linux/macOS)対応のコードエディタ―です。VS Codeは、高速で起動・動作し、安定性に優れているというエディターの側面だけではなく、コードの編集、インテリセンス(自動補完)、フォーマッッティング、静的チェック、デバック、タスクランナー、ソースコード管理システムとの連携といった統合開発環境としての機能も持ち合わせています。さらに、リモート開発や共同開発といった最先端の手法にも対応した機能を提供しています。それだけではなく、世界中の開発者が公開している豊富な拡張機能を手軽に取り込める仕組みとエコシステムも確立されています。

本書は、VS Codeの基礎から、拡張機能の開発まで、幅広いトピックをカバーしています。大きく分けて次の4つのパートから構成されています。それぞれのパートが独立した内容になっており、目的にマッチしたところから選んで読み進められるようにしています。最初から読み進めても興味のあるトピックに絞って読んでもよいでしょう。

 Part 1:VS Codeの基礎(VS Codeの基本機能と全体像)
 Part 2:VS Codeによるソフトウェア開発(開発ライフサイクルの支援機能、リモート開発、チーム開発のための統合機能)
 Part 3:VS Codeの拡張機能開発(拡張機能API、開発方法、テスト、公開方法)
 Part 4:VS Codeによるドキュメント作成(仕様書や論文/書籍などのドキュメント作成のための基本的機能や関連拡張機能)

付録として、著者陣お勧めの拡張機能を紹介しています。また、Windows上でLinuxのツールを実行できる環境であるWindows Subsystem for Linux(WSL)をインストールし、VS Codeと連携して使う方法も解説しています。ただし、どちらもアップデートが頻繁であり、執筆時点の情報であるため、付録として収録しました。

書誌情報

  • 著者: 川崎 庸市, 平岡 一成, 阿佐 志保
  • 発行日: (紙書籍版発行日: 2020-04-30)
  • 最終更新日: 2020-04-30
  • バージョン: 1.0.0
  • ページ数: 432ページ(PDF版換算)
  • 対応フォーマット: PDF
  • 出版社: マイナビ出版

対象読者

著者について

川崎 庸市

株式会社ZOZOテクノロジーズ開発部所属のエンジニア。過去には、国内モバイルベンチャーや大手インターネットサービス企業にて大規模サービスの基盤プラットフォーム開発、外資系ソフトウェアベンダーにて自社エンタープライズ検索製品やクラウドサービスの技術コンサルティングやアーキテクチャ策定支援に従事。キャリアの半分以上でソフトウェア開発業務に携わり、現在はインフラ運用の自動化・効率化が目下の関心事。エディター選びも人一倍のこだわりを持つ。業務外ではNoOps Japanコミュニティーの運営に従事。趣味はサウナ。
GitHub/Twitter/LinkedIn:@yokawasa

平岡 一成

Webアプリケーションエンジニアとして、キャリアの長くはECサービスのシステム開発と運用を担当。国内有数規模のバックエンドAPIプラットフォームを経験。チームをリードする役割だったことも多く、メンバーが気持ちよくソフトウェア開発をできる環境作りには人並み以上にこだわりを見せる。まだまだソフトウェア開発は楽しくなる!という思いで、現在は、日本マイクロソフト株式会社でAzure導入の技術支援を行うクラウドソリューションアーキテクトに従事。二児の父で、趣味はキャンプで不便を楽しむこと。
GitHub/Twitter/LinkedIn:@hoisjp

阿佐 志保

金融系シンクタンクなどで、銀行/証券向けインフラエンジニア、製造業向けインフラエンジニアとして従事。都市銀行情報系基盤システム構築や証券会社向けバックオフィスシステムの統合認証基盤構築プロジェクトなどを経験。出産で離職後、Linuxやクラウドなどを独学で勉強し、初学者向けの技術書を執筆。現在は、日本マイクロソフト株式会社でパートナー向け営業活動や技術支援などに従事。主な著書に『Windows 8開発ポケットリファレンス』(技術評論社)、『しくみがわかるKubernetes』(翔泳社)などがある。趣味は手芸。

目次

はじめに

本書の構成

Part 1 Visual Studio Codeの基礎

Chapter 1 VS Codeの概要と導入

  • 1-1 Visual Studio Codeの概要
  • 1-2 インストール
  • 1-3 画面構成

Chapter 2 VS Codeの基本操作と環境設定

  • 2-1 基本操作
  • 2-2 ファイルの基本操作
  • 2-3 VS Codeの拡張機能

Chapter 3 VS Codeを使ったマイクロサービスの開発

  • 3-1 本章の狙い
  • 3-2 Node.jsによるフロントエンド開発
  • 3-3 Goによる決済機能API開発
  • 3-4 Javaによるショッピングカート機能の開発
  • 3-5 コンテナーアプリ開発

Part 2 統合開発環境としてのVisual Studio Code

Chapter 4 プログラミング支援機能

  • 4-1 準備&インストール
  • 4-2 統合ターミナル
  • 4-3 IntelliSense
  • 4-4 CodeLens
  • 4-5 ナビゲーション
  • 4-6 リファクタリング
  • 4-7 デバッグ
  • 4-8 タスク

Chapter 5 ソフトウェア開発のための拡張機能

  • 5-1 GitHub Pull Requests拡張
  • 5-2 Lintとフォーマッター
  • 5-3 Remote Development - リモート開発
  • 5-4 Visual Studio Live Shere

Part 3 拡張機能の作成と公開

Chapter 6 拡張機能の作成

  • 6-1 VS Codeの拡張機能の概要
  • 6-2 拡張機能開発クイックスタート
  • 6-3 拡張機能のテスト

Chapter 7 拡張機能の仕組みを理解する

  • 7-1 VS Code拡張機能の仕組み
  • 7-2 拡張機能の主要構成要素
  • 7-3 主要機能の説明

Chapter 8 Markdownを便利に書く拡張機能の作成

  • 8-1 コードスニペットのカスタマイズ
  • 8-2 Markdownテーブル作成機能の作成
  • 8-3 Markdown簡単入力機能(太字/イタリック/打ち消し線)の作成
  • 8-4 エクステンションパックの作成

Chapter 9 テキスト翻訳を行う拡張機能の作成

  • 9-1 作成する拡張機能の概要
  • 9-2 拡張機能の動作確認に必要な準備
  • 9-3 拡張機能を動かしてみる
  • 9-4 拡張機能の実装ポイント解説

Chapter 10 JSON Web Tokenビューアーの作成

  • 10-1 作成する拡張機能の概要
  • 10-2 拡張機能を動かしてみる
  • 10-3 拡張機能の実装ポイント解説

Chapter 11 自作拡張機能のMarketplace公開

  • 11-1 Marketplace公開のための準備
  • 11-2 拡張機能のMarketplaceへの公開

Chapter 12 拡張機能をバンドル化する

  • 12-1 拡張機能のバンドルについて
  • 12-2 必要パッケージのインストール
  • 12-3 webpackの設定
  • 12-4 webpackによるバンドル化実行

Chapter 13 継続的インテグレーションを設定する

  • 13-1 GitHub Actionsとは
  • 13-2 事前準備
  • 13-3 ワークフローの作成と実行

Part 4 テキストエディターとしてのVisual Studio Code

Chapter 14 VS Codeによるドキュメント作成

  • 14-1 Markdownによるドキュメント作成
  • 14-2 Pythonによるデータサイエンス

Appendix

  • A-1 お勧め拡張機能一覧
  • A-2 Windows Subsystem for Linux

あとがき

著者プロフィール

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