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将棋AIで学ぶディープラーニング

マイナビ出版

3,498円 (3,180円+税)

将棋プログラムの作成を通してディープラーニングをより深く理解できる1冊。コンピュータ将棋の歴史とディープラーニングの関係などを紹介した「導入編」、基礎的な知識と応用方法を解説する「理論編」、実際に対局できる将棋AIをPythonとChainerで実装する[実践編]で構成されています。

関連サイト

本書の関連ページが用意されています。

内容紹介

人より強い"将棋プログラム"を作ろう

将棋プログラムの作成を通してディープラーニングをより深く理解できる。

2016年3月、プロ棋士に勝つには後10年かかると言われていたコンピュータ囲碁でDeepMindが開発したAlphaGoがトップ棋士に勝利しました。そのAlphaGoで使われた手法がディープラーニングです。

AlphaGoでは局面を「画像」として認識し打ち手の確率と局面の勝率を予測することで、次の打ち手を決めています。画像とは具体的にどのようなものか、次の打ち手をどうやって決めるのか?AlphaGoの論文をヒントに、ディープラーニングを使い棋譜を学習した将棋AIの開発を行います。強化学習のみでトップレベルの強さを持つAlphaZeroで用いられた手法についても取り入れています。

[導入編]では、コンピュータ将棋の歴史とディープラーニングの関係、コンピュータ将棋の大会の概要と参加方法について紹介します。[理論編]では、実装する将棋AIの前提となる理論について解説します。従来のコンピュータ将棋のアルゴリズム、コンピュータ囲碁で用いられているモンテカルロ木探索とAlphaGoがどのようにディープラーニングを応用したか。基礎的な知識について解説しつつ、これらを将棋AIに応用する方法について述べます。[実践編]では、ディープラーニングを使った、実際に対局できる以下の3つの将棋AIについて、PythonとChainerで実装していきます。

方策ネットワーク(policy network)を使って指し手の予測のみでプレイするAI。価値ネットワーク(value network)を使って1手探索を行うAI。方策ネットワークと価値ネットワークを使ってモンテカルロ木探索を行うAI。

最後に、より強い将棋AIを作りたいという方のために、ヒントとなる情報を紹介します。

書誌情報

  • 著者: 山岡忠夫
  • 発行日: (紙書籍版発行日: 2018-03-14)
  • 最終更新日: 2018-03-14
  • バージョン: 1.0.0
  • ページ数: ページ(PDF版換算)
  • 対応フォーマット: PDF
  • 出版社: マイナビ出版

対象読者

著者について

山岡忠夫

東京工業大学工学部電子物理工学科卒業。システムエンジニア。趣味でスマートフォン向けアプリの開発を行っている。AlphaGoでディープラーニングに興味を持ち将棋ソフト「dlshogi」を開発中。開発状況は随時ブログに掲載中。 http://tadaoyamaoka.hatenablog.com/

目次

第Ⅰ部 導入編

第1章 コンピュータ将棋について

第II部 理論編

第2章 コンピュータ将棋のアルゴリズム

第3章 コンピュータ囲碁のアルゴリズム

第4章 AlphaGoの手法

第5章 ディープラーニングについて

第III部 実践編

第6章 ディープラーニングフレームワーク

第7章 方策ネットワーク( policy network)

第8章 将棋AIの実装

第9章 学習テクニック

第10章 価値ネットワーク( value network)

第11章 学習テクニック その2

第12章 モンテカルロ木探索

第13章 さらに発展させるために

参照文献

付録A Linuxでのインストール手順

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