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CPUの創りかた

マイナビ出版

3,080円 (2,800円+税)

IC10個のお手軽CPU設計入門!CPUの動作の「超」基本原理から設計までを4bitCPUを例に解説しています。

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内容紹介

IC10個のお手軽CPU設計入門!

コンピューターの中核であるCPUという名のブラックボックス。その動作の「超」基本原理から設計までを4bitCPUを例に解説。アキバで手に入る部品だけで実際の制作も可能!実際に作らない人も読み物としてもタメになること請け合いです。

2003年の刊行から16年で30刷突破のロングセラー。

※本書の電子版について※ 2019年9月発行の初版第29刷を底本としています。解説内容や情報は基本的に、初版発行時の2003年8月段階のものから変更されておりませんので、ご注意ください。

書誌情報

  • 著者: 渡波郁
  • 発行日: (紙書籍版発行日: 2003-09-29)
  • 最終更新日: 2020-03-01
  • バージョン: 1.0.0
  • ページ数: ページ(PDF版換算)
  • 対応フォーマット: PDF
  • 出版社: マイナビ出版

対象読者

著者について

渡波郁

ごく普通の回路技術屋。コンピューターメーカー退社後独立、今に至る。

目次

Chapter 1 はじめの一歩のその前に

  • 1-1 ココロの準備
  • いちばん大事なこと
  • IC10個だけでCPUを作る
  • 楽しむために
  • 1-2 装備の点検
  • 抵抗
  • コンデンサ
  • ダイオード
  • IC
  • 部品の初期不良
  • テスターは信用できるものを
  • アナログかデジタルか
  • おまけ:テスターの安物って何が違うの?

Chapter 2 LED

  • 2-1 とりあえずLEDの点灯方法
  • 完成したCPUを妄想してみる
  • 豆電球と何が違うのか
  • 解決策
  • 2-2 もうちょっとだけ真面目に考える
  • LEDの順電圧
  • 抵抗の消費電力の計算
  • おまけ:LEDの購入の実際

Chapter 3 デジタル回路の基礎の基礎

  • 3-1 74HCシリーズ
  • 汎用IC
  • 74シリーズの歴史(ショートバージョン)
  • CPLDとFPGA
  • どうやって1と0を表現するのか
  • デジタル信号の電圧
  • デジタル信号の電流
  • 3-2 簡単な論理回路
  • NOT(論理反転)
  • AND(論理積)
  • OR(論理和)
  • NAND
  • 多入力ゲート
  • 3-3 実際の回路
  • 使わないピン
  • 静電気はどんなときに犯行に及ぶのか
  • 電源も必要です
  • まとめとか
  • 電源の配線

Chapter 4 リセットとクロック回路

  • 4-1 リセットとスイッチ
  • ここはアナログな話ですが
  • プルアップ
  • チャタリングの問題
  • CRのフィルタ
  • チャタリング防止
  • シュミットトリガ
  • リセット回路
  • おまけ:スイッチと電流と接点不良とPC
  • 4-2 クロックジェネレータ
  • 発振の原理
  • 実際の発振波形
  • 無極性電解コンデンサ

Chapter 5 ROMを作る

  • 5-1 ROMというのは
  • ROMとはプログラムを格納する場所ですか?
  • 使用するROM
  • ROMとして必要な機能
  • 1bitのROM
  • ビット数が多いときの問題点
  • 5-2 ROMの回路
  • メモリーセルの材料128人前
  • 8bit出力
  • 実際のROMの回路
  • アドレスの選択
  • 74HC154の中身
  • この回路での注意
  • 少しでも楽に製作する方法

Chapter 6 CPUの設計準備

  • 6-1 CPUの仕様
  • ようやくCPUの話になるわけですが
  • 勝手に仕様を決めさせていただきますが
  • レジスタ構成
  • 命令フォーマット
  • 命令一覧
  • PCとの比較
  • 6-2 機械語とは
  • CPUと機械語
  • 処理単位は4bit
  • 数値の転送命令
  • レジスタ間転送命令
  • 加算命令
  • プログラム
  • ジャンプ命令
  • フラグと条件付きジャンプ(条件分岐)命令
  • プログラムカウンタ
  • I/O
  • 入力命令(IN)
  • 出力命令(OUT)

Chapter 7 1bitCPU(らしきもの)

  • 7-1 フリップ・フロップ
  • フリップ・フロップ登場
  • 実際の動作
  • データの保持
  • 7-2 1bitCPU
  • 転送命令の正体
  • 演算が可能な1bitCPU
  • おまけ:フリップ・フロップの仕組み
  • データの流れを変更する方法
  • おまけ:ドライブ能力とオーバークロック
  • 7-3 切り替えスイッチを手に入れた我々が次に目指すもの
  • 電気式で命令を切り替えられる1bitCPU
  • 複数のレジスタを持つCPU(これが普通ですが)
  • 74HC161
  • 実際の回路

Chapter 8 ALUとプログラムカウンタ

  • 8-1 ALU
  • 肝心のALUが売ってない!
  • 加算回路
  • 二進数1bitの加算回路
  • 全加算器
  • 演算回路を追加する
  • 演算回路を追加したのはいいのだけれど
  • フラグ
  • フラグの設計
  • 8-2 プログラムカウンタ
  • プログラムカウンタとは
  • プログラムカウンタはいつカウントアップするのか
  • ジャンプ命令
  • 条件ジャンプ命令
  • 8-3 I/Oポート
  • 出力ポート
  • 入力ポート

Chapter 9 命令デコーダ

  • 9-1 命令デコーダのお仕事
  • 後は何が必要なのか
  • MOV A,Im
  • MOV B,Im
  • MOV A,B
  • MOV B,A
  • ADD A,Im
  • ADD B,Im
  • IN A
  • IN B
  • OUT Im
  • OUT B
  • JMP Im
  • JNC Im
  • 9-2 デコーダの設計
  • とりあえず書き出してみました
  • 真理値表の単純化
  • ド・モルガン律
  • そろそろ最終回
  • カルノー図(自由選択科目)
  • 紅白対抗カルノー図・ルールの説明
  • 最終兵器カルノー図、いよいよ実戦配備
  • カルノー図から回路へ
  • 実際の回路

Chapter10 全回路図

  • 10-1 回路図について
  • CPUの全回路図
  • クロックとリセット回路
  • ROMの回路図
  • 製作例・部品面
  • 製作例・配線面

Chapter11 動作確認

  • 11-1 最初は部分的な確認
  • 通電しなくても確認できること
  • 電源のチェック
  • クリップなど
  • リセット回路のチェック
  • プログラムカウンタのチェック
  • ROMのチェック
  • 命令デコーダのチェック
  • イミディエイトデータのチェック
  • 加算器のチェック・加算器からレジスタへの配線
  • いよいよ転送の実行
  • ここまで書いてナンですが…
  • 11-2 プログラムの実行
  • サンプルプログラム1:LEDちかちか
  • サンプルプログラム2:ラーメンタイマー
  • ブザーを鳴らす回路
  • おまけ:最大動作周波数
  • 11-3 もう少しマトモなCPU
  • 8bit化
  • ALUの強化
  • CPLDなどについて
  • 既製品のCPUをいじってみる

APPENDIX

  • 配線作業などについて
  • 部品の値の読み方
  • サポートについて

INDEX