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未来都市の社会資本 環境の再生と公共事業・国土強靱化・スマートシティ

近代科学社Digital

3,740円 (3,400円+税)

本書では、21世紀における未来の国土形成のための地域づくり、地方創生時代における「未来都市の社会資本」のあり方を改めて考え、その方向性をわかりやすく解説することを目的とします。

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内容紹介

本書では、21世紀における未来の国土形成のための地域づくり、地方創生時代における「未来都市の社会資本」のあり方を改めて考え、その方向性をわかりやすく解説することを目的とします。社会資本を題材にとりながら、その整備のための方策、新しい手法の導入方策、効率化について未来像を検討します。また、東日本大震災やその後の自然災害からの復興を視野に置き、そのために必要となる公共事業のあり方、今後再生可能エネルギーを考慮した環境共生型都市「スマートシティ」等、新しい概念についても考察します。

書誌情報

  • 著者: 川口 和英
  • 発行日:
  • 最終更新日: 2026-01-30
  • バージョン: 1.0.0
  • ページ数: 260ページ(PDF版換算)
  • 対応フォーマット: PDF, EPUB
  • 出版社: 近代科学社Digital

対象読者

インフラストラクチャー,社会資本,公共事業,道路,DX,デジタル・トランスフォーメーション,空港,下水,ダム,地方分権,地方財政,地方交付税,東日本大震災,政策評価,アカウンタビリティ,未来都市,スマートシティ,NPM,PFI,PPPに興味がある人

著者について

川口 和英

1984 早稲田大学理工学部卒業
1986 早稲田大学大学院理工学研究科建設工学専攻修了
1986~1997 三菱総合研究所 研究員
1997~ 鎌倉女子大学 准教授
2008~ 武蔵工業大学新学部開設準備室 准教授
2009~ 東京都市大学都市生活学部 准教授
2014~ 東京都市大学都市生活学部 教授
2015~2017 東京都市大学大学院環境情報学研究科 都市生活学専攻主任
2018~2019 東京都市大学総合研究所未来都市研究機構長
2015~2021 東京都市大学都市生活学部 学部長
2014~ 東京都市大学大学院環境情報学研究科 教授
博士(工学)
技術士(建設部門:都市及び地方計画)
APECエンジニア
専門分野:集客学・都市開発・地域計画・建築計画・住居学・地球環境問題・社会資本論 他

目次

はじめに

第1章 地方創生時代の公共事業の役割

  • 1.1 地方創生時代の社会資本と公共投資
  • 1.2 社会資本と公共投資の役割
  • 1.3 社会資本・公共投資とは何か
  • 1.3.1 社会資本・公共投資の定義
  • 1.3.2 社会資本と公共投資の関係
  • 1.3.3 社会資本から社会関係資本へ
  • 1.4 公共投資の乗数効果をめぐる議論
  • 1.5 各分野における公共事業
  • 1.5.1 道路分野における整備の考え方
  • 1.5.2 空港分野における整備の考え方
  • 1.5.3 港湾分野における整備の考え方
  • 1.5.4 下水分野における整備の考え方
  • 1.6 変化する公共事業
  • 1.6.1 変化する公共事業を取り巻く社会環境
  • 1.6.2 ダムをめぐり繰り返されてきた論争
  • 1.6.3 空港整備の課題

第2章 地方財政制度と公共事業

  • 2.1 地方財政と未来の社会資本
  • 2.2 地方財政の現状と課題
  • 2.2.1 地方分権型システムの必要性
  • 2.2.2 地方財政制度との関係
  • 2.3 地方分権、地方創生とは
  • 2.3.1 地域分権の目指すもの
  • 2.3.2 地方分権と地方主権、地方創生の違いは?
  • 2.3.3 地域自らが考える時間をもってこなかったのではないか?
  • 2.3.4 地方が自分の地域づくりを考えていくことが必要
  • 2.4 変化する公共事業をめぐる問題
  • 2.4.1 時代によって異なってきた公共事業への期待
  • 2.4.2 変化する時代への対応
  • 2.4.3 財政再建か、経済立て直しか
  • 2.4.4 民主主義下のインフラストラクチャーの整備
  • 2.5 補助金による公共事業の歪み
  • 2.5.1 補助金行政によって国が地方をコントロールしてきた
  • 2.5.2 地方交付税が担う財源保障の役割の見直し
  • 2.6 地方分権の今後の考え方
  • 2.6.1 地域の差異と実情
  • 2.6.2 地域の主権と道州制、補助事業の問題点
  • 2.6.3 地方分権による将来を「見通す力」の必要性
  • 2.6.4 地方が自らの公共事業の方向性を考える必要性
  • 2.7 地方自治の財源
  • 2.7.1 地方財政制度
  • 2.7.2 先進諸外国ごとに違う地方行政
  • 2.7.3 地方自治の財源(いわゆる3割自治)
  • 2.7.4 自立した地方税の改革の方向性
  • 2.8 地方財政の改善策の必要性
  • 2.8.1 自治体財政の悪化
  • 2.8.2 民間活力の導入(PFI、PPP、コーポレートガバナンス)
  • 2.8.3 公共投資における自治体の占めるシェア
  • 2.9 財政力指数から見た自治体の傾向
  • 2.9.1 財政力指数の高い自治体と低い自治体
  • 2.9.2 財政力指数の高い自治体ほど健全経営、低い自治体は経営悪化
  • 2.9.3 歳入の状況
  • 2.10 地方税制の課題
  • 2.10.1 地方にとって重要な地方交付税
  • 2.10.2 地方分権化と問題点
  • 2.11 地方分権と公共事業
  • 2.11.1 地方分権への動きは遅々としている
  • 2.11.2 公共事業を渇望してきた地方
  • 2.11.3 最終需要としての公共事業
  • 2.12 現行の社会公共システムの問題点
  • 2.12.1 行政の無謬性の疑問―補助金によって事業規模を膨らませてきた
  • 2.12.2 地方自治体と補助金のこれからの関係
  • 2.12.3 財政錯覚のもたらすパターナリズム
  • 2.12.4 地方自身が「自らの頭を絞り抜いて考える」ことの必要性
  • 2.13 地方分権から地方創生への政策の動き
  • 2.13.1 社会資本整備総合交付金と防災・安全交付金
  • 2.13.2 地域ごとの公共事業へのニーズ

第3章 東日本大震災からの復興

  • 3.1 災害から学ぶ未来社会資本のあり方
  • 3.2 東日本大震災のもたらした被害
  • 3.2.1 震災の爪痕
  • 3.2.2 大震災の概要
  • 3.2.3 津波による大きな被害
  • 3.2.4 津波の教訓(防災教育)
  • 3.2.5 原子力発電所事故による影響
  • 3.2.6 全国の原子力発電所への影響、再稼働
  • 3.3 震災復興のための公共事業のプライオリティ―産業への懸念と国のとるべき道筋は?
  • 3.3.1 ボディブローのように効いた震災被害
  • 3.3.2 仮設住宅の重点的整備
  • 3.3.3 再生と地域住民の参画
  • 3.4 東日本大震災からの復興
  • 3.4.1 震災からの再生、古い体質からの決別
  • 3.4.2 都市再生には新しい発想が必要
  • 3.5 国民に対する災害対処のアカウンタビリティの必要性
  • 3.5.1 復興予算をめぐる問題
  • 3.5.2 公共事業のアカウンタビリティとは何?
  • 3.6 国土強靭化による社会資本構築
  • 3.6.1 国土強靭化の必要性
  • 3.6.2 国土強靭化基本法(2013年)の構築
  • 3.6.3 国土強靭化計画
  • 3.6.4 3か年緊急対策、5か年緊急対策、今後の動き

第4章 公共事業の効率化

  • 4.1 改めて考える公共事業の選択
  • 4.2 公共事業の位置づけ
  • 4.2.1 主要産業がいつしか公共事業になる自治体が90年代に増加した地方産業としての公共事業
  • 4.2.2 地域の衰退減少に打つ手は都市の数だけ解決策が必要である
  • 4.2.3 一括交付金化をめぐる動き(2013年)―果たして地方再生の鍵は何か
  • 4.2.4 公共事業の効果(フロー効果とストック効果)
  • 4.2.5 マンデル・フレミングの法則
  • 4.2.6 クラウディングアウト
  • 4.2.7 必ずしも貨幣評価することのできない評価もある
  • 4.2.8 情報の非対称性というものをどうとらえるか
  • 4.2.9 スティグリッツ、アカロフの研究
  • 4.2.10 公共事業における包摂の問題
  • 4.3 公共事業を取り巻く社会経済状況
  • 4.3.1 少子高齢化時代の公共事業
  • 4.3.2 社会資本整備と地方との関係
  • 4.4 公共事業の歴史
  • 4.4.1 日本の公共事業を取り巻く環境
  • 4.4.2 公共事業を取り巻く問題

第5章 環境と共生した未来都市の構築

  • 5.1 未来都市に望まれる環境共生
  • 5.2 未来都市としてのスマートシティとは何か
  • 5.2.1 スマートシティの定義
  • 5.2.2 環境未来都市
  • 5.2.3 スマートシティ
  • 5.2.4 スマートコミュニティ
  • 5.2.5 スマートグリッドの定義
  • 5.2.6 渋谷川の環境再生―環境の再生が人を呼び込む。春の小川の復活、渋谷ストリーム
  • 5.3 レジリエントな都市の構築
  • 5.3.1 サステナブルからレジリエントへ
  • 5.3.2 スマートシティがもたらす変化
  • 5.3.3 企業側から見たスマートシティへのアプローチ
  • 5.4 世界各国のスマートシティ構想、環境未来都市の取組
  • 5.4.1 ストックホルム市(スウェーデン)
  • 5.4.2 アムステルダム市(オランダ)
  • 5.4.3 ムンバイ市(インド)
  • 5.4.4 済州島(韓国)
  • 5.4.5 天津市(中国)
  • 5.4.6 マスダールシティ(アラブ首長国連邦 UAE)
  • 5.4.7 柏市(日本での展開事例)
  • 5.5 今後の具体的な復興方策
  • 5.5.1 東日本大震災後の新しいまちづくりの必要性
  • 5.5.2 東日本震災エリア復興のための政策

第6章 公共事業と評価

  • 6.1 公共事業の行方
  • 6.2 公共事業評価の背景―地域プロジェクト整備と地域の活性化の関係、公共事業の効率的整備
  • 6.3 公共事業における評価とは何か
  • 6.3.1 評価の定義及び範囲―評価の定義
  • 6.3.2 公共事業の評価
  • 6.3.3 公共事業の整備効果の把握の必要性
  • 6.4 公共事業の政策評価手法
  • 6.4.1 各種評価手法と特徴
  • 6.4.2 各種法の特徴と比較
  • 6.5 公共事業を取り巻く地域環境の変化―公共事業と地方
  • 6.6 政策評価の概念
  • 6.6.1 政策評価概念の導入
  • 6.7 NPMの考え方
  • 6.7.1 NPMの概念とその影響
  • 6.7.2 業績指標を用いた評価
  • 6.7.3 EBPM
  • 6.8 新しい手法概念PFI、PPPの導入
  • 6.8.1 新しい手法としての民間活力の導入
  • 6.8.2 VFMの概念
  • 6.8.3 新しいシステムPFI
  • 6.8.4 PFI事業のもたらすもの
  • 6.8.5 民間に任せていこうとする考え方PFI
  • 6.8.6 PPPとは何か
  • 6.9 評価におけるアウトカムの重視
  • 6.10 なぜ公共事業評価が必要とされるのか
  • 6.11 ステークホルダーの考え方の重要性
  • 6.12 コーポレートガバナンス
  • 6.13 今後の公共事業の10年、20年―公共事業における政策判断について

第7章 地域経済の活性化と自立的な展開

  • 7.1 新しい都市を取り巻く地域活性化と自立的な公共事業の展開
  • 7.2 新しい都市を取り巻く社会環境
  • 7.2.1 新しい都市を取り巻く社会環境―モノから心の時代へ
  • 7.2.2 住みやすく、働きやすい都市環境を目指して
  • 7.2.3 未来の都市開発と創造―今後の未来について
  • 7.2.4 Withコロナ、Afterコロナの時代
  • 7.2.5 地域の自立と公共事業―少子高齢化社会での公共事業
  • 7.3 地域活性化の方策
  • 7.3.1 都市再生
  • 7.3.2 地方都市の活性化
  • 7.3.3 国と地方の適切な役割分担
  • 7.3.4 地域の都市再生
  • 7.3.5 自立した地方都市
  • 7.4 未来都市形成に向けての都市開発
  • 7.4.1 選択の科学としての公共事業
  • 7.4.2 新しい公共事業のあり方
  • 7.4.3 都市開発におけるアセットマネジメントの考え方の導入

索引

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