試験公開中

このエントリーをはてなブックマークに追加

Railsの教科書

達人出版会

1,100円 (1,000円+税)

プログラミング初学者へ向けたRailsを使ったWebアプリづくりの教科書。簡単なサンプルアプリを題材に、その動作と仕組みを解説し、他の書籍や資料では省かれがちなRailsおよびWebアプリの基礎の部分を丁寧に説明していきます。基礎力を付け理解を助ける、最初の1冊に。Rails 7.0対応。

関連サイト

本書の関連ページが用意されています。

内容紹介

プログラミング初学者へ向けたRailsを使ったWebアプリづくりの教科書。簡単なサンプルアプリを用意し、その動作と仕組みを解説し、他の書籍や資料では省かれがちなRailsおよびWebアプリの基礎の部分を丁寧に説明していきます。Railsの世界を歩くための基礎力を付け理解を助ける、最初の1冊に。

本書は2012年から2年間、一橋大学で筆者が行ったRubyとRailsの講義で使われた資料を書籍の形式にまとめ、最新のRails 7.0へ対応させたものです。講義では初めてプログラムを書く学生さんが多数派でした。学生さんたちがつまづいた箇所について補足をして、資料を加筆していきました。プログラミングが初めての方に読んでいただけるように、丁寧に説明をしていきます。

本書の目的の1つはWebアプリ作成のための便利なフレームワークRailsを使い、写真や文書を投稿できるミニブログアプリを題材として実際に作って動かし、その仕組みを学ぶことです。Webアプリケーションがどういうものなのか、何ができるのか、どのような仕組みで動いているのかを説明していきます。

また、もう1つの目的は、世の中にあるたくさんの情報を読むために前提となる基礎知識を身につけることです。Railsを学ぶための良い資料として、RailsGuidesやRailsTutorialがあります。本書を読み進めると、これらの資料を読み進めるための基礎知識が身についてきます。実践的なRailsアプリを作るために必要なさまざまな資料を読むための入り口として本書はあります。

分量は、プログラミング初学者向けの場合、1回90分の講義で10回分ほどの量になります。プログラミングに慣れている方向けでは、1日の演習で全体を終えることができるくらいの分量です。

書誌情報

  • 著者: 五十嵐邦明
  • 発行日:
  • 最終更新日: 2022-03-23
  • バージョン: 2.1.2
  • ページ数: 123ページ(PDF版換算)
  • 対応フォーマット: PDF, EPUB
  • 出版社: 達人出版会

対象読者

プログラミングが初めての方、Webプログラミングが初めての方、Railsプログラミングが初めての方(初級者向け)

著者について

五十嵐邦明

ガーネットテック373株式会社
フリーランスのRuby, Railsエンジニア。2003年、Rubyで書かれたWeb日記アプリtDiaryを使い始めてRubyistになる。一橋大学の非常勤講師として2012年から2年間、RubyとRailsを教える。受託開発会社、Webサービス開発会社CTOなどを経て2017年4月よりフリーランス、2019年7月ガーネットテック373株式会社を設立、同社代表取締役社長。RubyWorld ConferenceやRubyConf台湾などで講演。島根県Ruby合宿、Rails寺子屋、Rails Girlsなどで講師を行う。著書に『ゼロからわかる Ruby超入門』、『Railsの教科書』、『RubyとRailsの学習ガイド』ほか。

目次

第1章 はじめに

  • 1.1 本書の目的
  • 1.2 本書の対象読者
  • 1.3 書式例
    • rubyおよびrailsコードの書式例
    • 差分がある場合の書式例
    • ターミナルコマンドの書式例
    • ターミナルの実行結果の書式例
  • 1.4 サンプルコード
  • 1.5 開発環境
    • Macに開発環境をつくる
    • Windowsに開発環境をつくる
    • RubyとRailsをインストールする

第2章 一番小さなRailsアプリづくり

  • 2.1 一番小さなRailsアプリをつくる
    • アプリの作成とWelcome画面
    • コラム: rails new コマンドでやっていること
    • rails gコマンドでページを作る
    • コラム: タイムゾーンの設定
  • 2.2 Webアプリはどのように動作しているか
    • コラム: Webサーバ
  • 2.3 インターネットの向こう側とこちら側
  • 2.4 今回つくったRailsアプリの動作まとめ
  • 2.5 Railsでの開発の進め方
  • 2.6 Railsが生成するファイル
    • rails newコマンド
    • rails gコマンド
  • 2.7 Railsアプリの処理の流れ
    • Routes
    • コントローラ
    • ビュー
    • まとめ
  • 2.8 さらに学びたい場合は

第3章 CRUDの基礎とindexアクション

  • 3.1 CRUD基礎
    • アプリの作成
    • scaffoldコマンド
  • 3.2 indexアクション
    • Routes
    • コントローラ
    • ビュー
  • 3.3 まとめ
  • 3.4 さらに学びたい場合は

第4章 new, createアクション

  • 4.1 概略
    • ステップ1: newアクション(新規作成画面)
    • ステップ2: createアクション(画面なし)
  • 4.2 newアクション
    • Routes
    • コントローラ
    • ビュー
    • リクエストを観察する
  • 4.3 Createアクション
    • 新たなリクエスト
    • Routes
    • コントローラ
    • パラメータ
    • Strong Parameters
  • 4.4 まとめ
  • 4.5 さらに学びたい場合は

第5章 モデル

  • 5.1 データの永続化
  • 5.2 モデルの基本的な使い方 その1 保存
  • 5.3 モデルの基本的な使い方 その2 読み込み
  • 5.4 モデルの基本的な使い方 その3 検索
  • 5.5 実習 : rails consoleでモデルを使う
  • 5.6 モデルの仕組み
    • 問: saveやallといったメソッドが使えるのはなぜでしょうか?
    • 問: titleやmemoといった要素があることをどこで知るのでしょうか?
    • データベース(DB)とは?
  • 5.7 DBはいつ作られたのか?
  • 5.8 マイグレーション(migration)ファイル
  • 5.9 保存したあとの処理
  • 5.10 まとめ
    • scaffoldで作られるmodel、migration
    • モデルの使い方
  • 5.11 さらに学びたい場合は
  • 5.12 既存のDBテーブルにカラムを増やすには?
  • 5.13 新しいモデルとmigrationを一緒に作るには?
  • 5.14 rails gコマンドまとめ
  • 5.15 scaffoldでつくった既存テーブルへカラムを追加するには?

第6章 Gemライブラリ

  • 6.1 Gemライブラリ
  • 6.2 Gemをインストールして利用する
  • 6.3 BundlerとGemfile
  • 6.4 Gemfileに書かれたGemのバージョンアップ
  • 6.5 Gemfileに書かれたGemを使って実行する
  • 6.6 Gemfileでのバージョン指定
  • 6.7 まとめ

第7章 画像アップロード機能の追加

  • 7.1 画像情報を格納するためのDBカラムを追加
  • 7.2 carrierwave gemを追加
  • 7.3 モデルの変更
  • 7.4 コントローラの変更
  • 7.5 ビューの修正
  • 7.6 動作確認
  • 7.7 まとめ

第8章 あとがき

  • 8.1 さらに学びたい方への資料
    • GitとGitHubでソースコードを管理する
    • つくったアプリを公開する
    • 学び方の資料
    • Railsを学ぶ資料
    • Rubyを学ぶ資料
    • HTMLとCSSを学ぶ資料
  • 8.2 Rubyコミュニティ
  • 8.3 謝辞
  • 8.4 著者略歴
  • 8.5 デザイナー略歴