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Ruby on Rails環境構築ガイド

インプレス

3,080円 (2,800円+税)

開発用のマシンセットアップ、Gitによるソースコード管理、Webアプリを稼働させるためのWeb&データベースサーバーの組み方など、Ruby on Railsの開発関係者なら知っておきたい環境構築のあれこれを1冊に集約。“プロ”と呼ばれる人になるための基礎を学んでいきます。

サポートサイト

出版社による関連ページが公開されています。

内容紹介

執筆の過程で私が強く意識したのは「開発と運用は不可分」ということです。Webアプリケーションは変化し続ける運命にあり、公開は通過儀礼にすぎません。ユーザーの利便性を高めるために常に改良を続けながら運用するものです。変化し続けるソースコードを効率よく管理し、Webアプリケーションを運用していくためには、どのような体制を整えるべきか。これも本書の重要なテーマのひとつです。

Webアプリケーションの開発・運用は、一種の「総合芸術」です。相互に直接の関係を持たない数多くのソフトウェア群を組み合わせ、調和させることにより成立するものです。また、使われる技術は日進月歩であり、日々変化していきます。本書は2013 年初頭において私が採用している開発・運用の手法をまとめたものに過ぎません。しかし、本書を読めば、読者の皆さんが自ら開発したRailsアプリケーションを公開するための道筋が見えてくるはずです。本書で得た知識を出発点に、インターネット検索等で見つけた情報を加えることによって、ぜひ自分自身の開発・運用手法を確立してください。

(「はじめに」より)

書誌情報

  • 著者: 黒田 努
  • 発行日:
  • 最終更新日: 2013-03-22
  • バージョン: 1.0.0
  • ページ数: 320ページ(PDF版換算)
  • 対応フォーマット: PDF
  • 出版社: インプレス

対象読者

これからRailsアプリの開発を始めたい方、Railsアプリを作っているけれど本番環境とかはちょっと……という方

著者について

黒田 努

東京大学教養学部卒。同大学院総合文化研究科博士課程満期退学。ギリシャ近現代史専攻。専門調査員として、在ギリシャ日本国大使館に3 年間勤務。中学生の頃に出会ったコンピュータの誘惑に負け、IT 業界に転身。株式会社ザッパラス技術部長、株式会社イオレ取締役を経て、技術コンサルティングとIT 教育を事業の主軸とする株式会社オイアクスを設立。現在、同社代表取締役社長。また、2011 年末にRuby on Rails によるウェブサービス開発専業の株式会社ルビキタスを知人と共同で設立し同社代表に就任(オイアクス社長と兼任)。
株式会社オイアクス:http://www.oiax.co.jp/
株式会社ルビキタス:http://rubyquitous.co.jp/
Twitter:tkrd_oiax
Facebook:http://www.facebook.com/oiax.jp

目次

目次

Part 1 準備作業

Chapter 1 イントロダクション
  • 登場人物の紹介
  • 5種類の「マシン」
  • 運用プラン
Chapter 2 作業マシンのセットアップ
  • Windowsの場合
  • Mac OS Xの場合
  • Ubuntuの場合
  • Ruby on Railsのインストール(各OS共通)
  • テキストエディタの使い方
Chapter 3 VirtualBoxを用いた仮想Linux環境の構築
  • VirtualBoxとは
  • VirtualBoxのインストール
  • VirtualBoxの設定
  • ゲストOSのインストール

Part 2 LinuxとGitの基礎知識

Chapter 4 Linuxの基礎知識
  • 本章の前提条件
  • SSHによるリモートマシンへの接続
  • 雑多な予備知識
  • パッケージの管理
  • ソースコードのダウンロードとビルド
  • ユーザーとグループ
  • ユーザーの切り替え
  • ファイルとディレクトリの管理
  • 入出力
  • プロセス管理
  • サービス管理
Chapter 5 Gitによるバージョン管理
  • はじめに
  • リモートリポジトリの設置
  • 初期ソースツリーのコミットとプッシュ
  • 作業マシンでの開発の流れ
  • ローカルブランチとリモート追跡ブランチ
  • マージ

Part 3 実運用環境の構築

Chapter 6 データベース管理システム(DBMS)
  • MySQL
  • PostgreSQL
Chapter 7 RubyのビルドからRailsアプリケーションの設置まで
  • 各種パッケージのインストール
  • Ruby 1.9.3のビルド
  • RubyGemsの更新と設定
  • Bundlerのインストール
  • Railsアプリケーションの設置
Chapter 8 Apache HTTP Server +Phusion Passenger
  • はじめに
  • Apache HTTP Server
  • Phusion Passenger
  • バーチャルホスト
  • Apacheの起動、停止、再起動、リロード
  • ログファイルの調べ方
Chapter 9 Nginx+Unicorn
  • はじめに
  • Nginx
  • Unicorn
  • バーチャルホスト
  • ログファイルの調べ方
Chapter 10 Webサーバーの各種設定
  • アセットパイプラインのための最適化
  • エラーページの指定
  • ログファイルのパスと出力形式の指定
  • HTTPレスポンスヘッダの追加
  • リクエストボディのサイズ制限
  • Basic 認証

Part 4 Capistrano

Chapter 11 Capistranoによるデプロイメント
  • はじめに
  • 設定ファイルの作成
  • プロダクションマシンのセットアップ
  • Tips 集
Chapter 12 Capistranoのさまざまな活用法
  • ロールバック
  • 古いソースコードの消去
  • メンテナンス画面への切り替え
  • データベースの保守
  • ステージングマシンへの配備

Part 5 セキュリティ

Chapter 13 ファイアウォール
  • はじめに
  • ufwの使い方
Chapter 14 SSLサーバー証明書の取得と設置
  • はじめに
  • SSLサーバー証明書取得までの手順
  • SSLサーバー証明書の設置

付録

Appendix A 各種Gemパッケージのインストール
  • RMagick
  • nokogiri
Appendix B Phusion PassengerのためのSELinuxの設定変更
  • パッケージpolicycoreutils-pythonのインストール
  • SELinuxの基本設定
  • SELinuxポリシーパラメータの設定変更
  • ファイルコンテキストの変更
  • ポリシーパッケージの作成と適用
  • 動作確認と監査ログの収集
  • audit2allowユーティリティ
  • ApacheのSELinux設定変更
  • 索引
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