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入門Puppet - Automate Your Infrastructure

達人出版会

932円 (848円+税)

「絶えまない変化に対応していくためにこそ、Puppetのようなフレームワークが必要とされるのです。」サーバ構成管理自動化ツールPuppetについてその基本から複数台マシンの管理まで紹介する、手を動かしながら学べる実践的入門書

内容紹介

クラウドが一般的になってきた昨今、サーバ構成管理の自動化は、もはやそれなしでは考えられないほど当たり前のものになっています。Puppetは、そのためのフレームワークのひとつです。

Puppetは2005年のリリース以来、後発のChefとともに、サーバ構成管理の自動化に欠かせないフレームワークとして広く利用されてきました。とはいえ、ドキュメントが非常に充実してはいるもののその機能は膨大で、初心者にとって決してとっつきやすいものでないことは確かでしょう。現に、筆者の周りでも「Puppetを学習してみたいけど、どこから手をつけたらいいのか……」という声をよくききます。

クラウドの一般化によって、物理的な制約から離れ、サーバをあたかもプログラム上のオブジェクトであるかのように扱えるようになった現在、エンジニアにとって、Puppetのような自動化ツールを使いこなせるようになることは、技術スキルの向上に大きく寄与するでしょう。この本は、既にPuppetなどの自動化ツールを使いこなしているオペレーションエンジニアよりもむしろ、技術向上への意欲を燃やすアプリケーション開発者への入門となることを目指しています。

本書の目標は、この本を読んだ読者がPuppetの基本についてひととおり知り、オペレーションエンジニアの書いたmanifest(サーバのあるべき状態を記述した設定ファイルのようなもの。後述)に変更を加えたり、ある程度の規模のものなら自力でいちから書けるようになったりすることです。そのため、本書はあえてリファレンスとしての網羅性を目指しません。実際の学習段階で必要となる知識にしぼって説明します。

是非、本書を読みながら自分でも手を動かしてみて、一歩先行くエンジニアになってみませんか。

(「はじめに」より抜粋)

書誌情報

  • 著者: 栗林健太郎
  • 発行日:
  • 最終更新日: 2013-05-08
  • バージョン: 1.0.0
  • ページ数: 150ページ(PDF版換算)
  • 対応フォーマット: PDF, EPUB
  • 出版社: 達人出版会

対象読者

サーバ管理を自動化したい方、Puppetを試してみたいけど簡単な導入以上のまとまった情報がなくて困っていた方

著者について

栗林健太郎

市役所職員、株式会社はてな勤務を経て、現在は株式会社paperboy&co.で技術基盤整備エンジニアとして勤務。技術的な意味における「ゆりかごから墓場まで」をモットーに、上から下までなんでもやる、Perl MongerでRubyistな、文化系プログラマ。ネット上ではantipop/kentaro/あんちぽとして知られる。

目次

はじめに

第1章 なぜPuppetが必要なのか?

第2章 本書の方針

第3章 Vagrantで開発環境を用意する

第4章 Hello, Puppet!

第5章 nginxのmanifestを書く

第6章 パッケージをインストールする - package

第7章 yumリポジトリを登録する - yumrepo

第8章 サービスを起動する - service

第9章 ファイルやディレクトリを作成する - file

第10章 ユーザやグループを作成する - user/group

第11章 任意のコマンドを実行する - exec

第12章 td-agentのmanifestを書く

第13章 resource typeのグルーピング - class

第14章 manifestに関連するファイルをまとめる - module

第15章 サーバの役割を定義する Part.1

第16章 サーバの役割を定義する Part.2

第17章 manifestの共通部分をくくりだす

第18章 最低限必要なPuppet言語の構文を学ぶ

第19章 システム状態をテストする - serverspec

第20章 リモートホストに対してmanifestを適用する

第21章 再び、なぜPuppetが必要なのか?

おわりに

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