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ポアソン分布・ポアソン回帰・ポアソン過程

近代科学社

2,420円 (2,200円+税)

ポアソン分布を,その起源から徹底的に学習し,理解することを目指した本書。「ランダムな点配置の点の個数や,ランダムに起こるイベントの回数を数えると,自然にポアソン分布が現れる」ことを実際にポアソン分布が現れる場面を実体験することにより,数式だけでは理解できない数学を学習する。

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内容紹介

ポアソン分布を,その起源から徹底的に学習し,理解することを目指した本書。要となる,「ランダムな点配置の点の個数や,ランダムに起こるイベントの回数を数えると,自然にポアソン分布が現れる」,このことをパソコンの計算ソフトでシミュレーションし,実際にポアソン分布が現れる場面を実体験することにより,数式だけでは理解できない数学を学習する。確率・統計を活用する読者には必携の書である。

書誌情報

  • 著者: 島谷 健一郎
  • 発行日: (紙書籍版発行日: 2017-10-23)
  • 最終更新日: 2017-10-23
  • バージョン: 1.0.0
  • ページ数: 136ページ(PDF版換算)
  • 対応フォーマット: PDF, EPUB
  • 出版社: 近代科学社

対象読者

ポアソン分布,ポアソン過程,乱数,統計モデル,最尤法,ポアソン回帰,空間点過程,シミュレーション,AIC,確率分布に興味がある人

著者について

島谷 健一郎

統計数理研究所准教授
1980年 神奈川県立希望が丘高等学校卒業
1984年 京都大学理学部卒業
1992年 京都大学大学院理学研究科数理解析専攻満期退学 代々木ゼミナール,大阪外国語大学留学生センターなどの非常勤講師を経て,1995年からミシガン州立大学森林科学科へ大学院留学
2000年 統計数理研究所助手
2009年より現職

目次

0 序章

  • 0.1 意外と難しいランダムな点配置の作成
  • 0.2 ランダムな点配置の作成マニュアル
  • 0.3 面積100に100個なら密度は1.0か
  • 0.4 馴染みにくいポアソン分布の式
  • 0.5 カウントデータとポアソン分布
  • 0.6 本書の構成と目標

1 ポアソン分布の2つの起源

  • 1.1 ランダムな点配置の一部はどうなっているか
  • 1.2 大きな点配置のごく一部はどうなっているか
  • 1.3 2項分布から導かれるポアソン分布
  • 1.4 ランダムに起こるイベントから出てくるポアソン分布
  • 1.5 ランダムなイベントから導かれるポアソン分布
  • 1.6 ランダムなイベントの定義:定常ポアソン過程
  • 1.7 ポアソン分布に従う乱数の作成

2 ポアソン分布モデルと最尤法

  • 2.1 本数/面積は密度か
  • 2.2 統計モデルの根底にあるもの:確率分布
  • 2.3 未知パラメータの推定:尤度と最尤法
  • 2.4 ポアソン分布モデルの尤度
  • 2.5 モデルでデータを説明できるか1
  • 2.6 統計モデルと確率分布
  • 2.7 ポアソン分布の期待値と分散
  • 2.8 不偏推定量:分散の推定はn?1で割る理由
  • 2.9 モデルでデータを説明できるか2
  • 2.10 最尤推定値は最も尤もらしいだけではない1
  • 2.11 最尤推定値は最も尤もらしいだけではない2
  • 2.12 モデルでデータを説明できるか3

3 ポアソン回帰モデルと赤池情報量規準(AIC)

  • 3.1 時間当たりのイベント数データ
  • 3.2 花の数というカウントデータ
  • 3.3 ポアソン回帰モデル
  • 3.4 モデルの相対評価??赤池情報量規準AIC??
  • 3.5 カテゴリカルデータに対するポアソン回帰モデル
  • 3.6 ポアソン回帰モデルでデータを説明できるか
  • 3.7 ポアソン分布で説明できない現象
  • 3.8 「正解」のないデータ解析

4 AICの根拠をシミュレーションで納得する

  • 4.1 統計モデルと真のモデル
  • 4.2 カルバック・ライブラー情報量
  • 4.3 平均対数尤度
  • 4.4 ポアソン分布モデルの平均対数尤度と最大対数尤度
  • 4.5 パラメータが2つ以上あるモデルの平均対数尤度と最大対数尤度の差
  • 4.6 シミュレーションで見えてきたAICの根拠

5 空間点過程モデルの第1歩:非定常ポアソン過程

  • 5.1 場所によって密度が異なっている点配置
  • 5.2 密度が変化しているとき全体で何個の点があるか
  • 5.3 非定常ポアソン過程
  • 5.4 点過程モデルが難しい理由
  • 5.5 非定常ポアソン過程の尤度関数
  • 5.6 木の配置と環境要因
  • 5.7 統計モデルで見えてくる種特性
  • 5.8 正解はなくてもモデルを創る
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