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内容紹介
現代数学における群の重要性は、物理や化学の最先端研究の場で不可欠なツールとなっていることからも明らかである。とはいえ、群の世界は深遠であり、その解明には“重要な性質を導きやすい”方法が求められる。そこで登場するのが「群の表示」だ。具体的には、群を構成する要素(生成元)と群の間の関係(関係式)を“一括して調べる”ことで、その背後にある性質をあぶり出すというものである。
本書では、群の表示を学ぶ際の壁になっていた「位相幾何学」には触れず、代数的な理論のみに特化した解説を試みた。初学者が手に取やすい必携の書である。
書誌情報
- 著者: 佐藤 隆夫
- 発行日: 2017-03-01 (紙書籍版発行日: 2017-03-01)
- 最終更新日: 2017-03-01
- バージョン: 1.0.0
- ページ数: 191ページ(PDF版換算)
- 対応フォーマット: PDF, EPUB
- 出版社: 近代科学社
対象読者
代数学,群論に興味がある人
著者について
佐藤 隆夫

1979年生まれ,横浜市出身.
2006年3月,東京大学大学院数理科学研究科数理科学専攻博士課程修了
2006年4月,日本学術振興会特別研究員(PD),東京大学
2007年4月,日本学術振興会特別研究員(PD),大阪大学
2008年10月,京都大学特定助教(グローバルCOE),大学院理学研究科
2011年4月,東京理科大学講師,理学部第二部数学科
2015年4月,東京理科大学准教授,理学部第二部数学科,現在に至る.
専門は代数的位相幾何学.博士(数理科学).
著書:『シローの定理』,近代科学社(2015).