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内容紹介
●全工程を網羅したやさしいデータベース設計の入門書
本書は、データベース(DB)設計の経験が浅い方、DB設計経験はあるが悩みが多く自信の無い方、あるいは新たにデータ管理を任されることになった新任の方などに向けた、実務で使えるDB設計の入門書です。
企業の重要資産であるデータを守り、活用し続けるためには、確かな設計力が欠かせません。しかしDB設計においては専門用語の多さや断片的な知識にとまどい、設計に自信が持てなくなる場面も少なくありません。
そこで本書では、業務理解を起点としたモデル化の考え方を軸に、要件整理から設計、実装、運用まで、DB 設計に必要な全工程を体系的に整理しました。さらに、現場で頻出するテーブル設計・カラム設計の悩みにも丁寧に触れ、「良いDB 設計」を実現するための具体的な判断基準と手順をわかりやすく示します。
高品質/高パフォーマンス/高拡張性を備えたDBを設計し、ビジネスを力強く支える、そのための"DB設計の基本"を、本書で身につけましょう!
書誌情報
- 著者: 衛藤 豊
- 発行日: 2026-01-21 (紙書籍版発行日: 2026-01-21)
- 最終更新日: 2026-01-21
- バージョン: 1.0.0
- ページ数: 312ページ(PDF版換算)
- 対応フォーマット: PDF, EPUB
- 出版社: インプレス
対象読者
著者について
衛藤 豊
システムエンジニア/データ基盤アーキテクト
1998年、新卒でシステム開発職としてキャリアをスタート。SE /プログラマとして多様な業務システムの開発・保守に携わる。2004 年よりデータベース専門職へ転じ、基盤設計や性能チューニングに従事。さまざまなDB 設計の課題に向き合う中でT 字形ER 手法と出会い、佐藤正美氏の指導のもとTM 法を体系的に習得する。「業務を正確に捉え、その構造を過不足なくモデル化することが良いDBの出発点」という信念を持ち、以降はモデリング中心の設計手法を一貫して追求。有志コミュニティ「TM の会」での研鑽や、交通インフラ・金融・サービス業など多様な実務案件での適用・検証を通じて、DB 設計技術の改善と体系化に取り組んできた。現在はユーザー企業にて、データ管理者/データ基盤アーキテクトとして、組織横断のデータ利活用基盤の整備・標準化を推進。今後も、コミュニティで培った知見を広く共有するため、継続した活動を目指す。
ポータルサイト:https://yet103.com/db/
目次
はじめに
目次
- 本書の読み方
- 本書情報および正誤表のWebページ
第1章 DB設計とは?
- この章で学ぶこと
- 1-1 情報システムとDB
- 1-2 表形式のデータ構造「テーブル」
- 1-3 本書の全体構成と各章の概要
- 1-4 DB設計ツール
- COLUMN プロジェクトにも余白が大事 ~ネガティブスペースデザイン~
- COLUMN 始まりは迷いから。モヤモヤを言語化 ~メタラベリング~
第2章 DB論理設計①モデル作成<準備>
- この章で学ぶこと
- 2-1 モデル作成の全体像
- 2-2 STEP1 管理対象となるモノを集める
- 2-3 STEP2 モノをイベントとリソースに分類する
- 2-4 STEP3 モノを並べる
- 2-5 本章のまとめ
- COLUMN やまない雨はない ~テンポラルディスタンス~
第3章 DB論理設計②モデル作成<関係を描く>
- この章で学ぶこと
- 3-1 STEP4 4つの関係
- 3-2 STEP5 切断する
- 3-3 STEP6 多値
- 3-4 本章のまとめ
- COLUMN 考えていないときに考えている ~インキュベーション効果~
第4章 DB論理設計③モデル作成<仕上げ>
- この章で学ぶこと
- 4-1 STEP7 意味(クラス)で整える
- 4-2 モデル図の検証
- 4-3 モデル作成の仕上げ
- 4-4 本章のまとめ
- COLUMN お風呂と名案 〜デフォルトモード・ネットワーク〜
第5章 DB論理設計④テーブル定義
- この章で学ぶこと
- 5-1 DB論理設計の全体像
- 5-2 サブジェクトエリア定義
- 5-3 俯瞰図
- 5-4 命名規約
- 5-5 テーブル定義
- 5-6 テーブルロック順
- 5-7 テーブルオーナー
- 5-8 テーブル定義のまとめ
- 5-9 CRUDマトリクス
- 5-10 本章のまとめ
第6章 DB論理設計⑤カラム定義
- この章で学ぶこと
- 6-1 カラム定義
- 6-2 拡張型定義
- 6-3 コード定義
- 6-4 区分定義
- 6-5 機密定義
- 6-6 計算項目の定義
- 6-7 本章のまとめ
- COLUMN 紙に書いたら動き出す ~エクスターナライゼーション~
第7章 DB物理設計
- この章で学ぶこと
- 7-1 DB物理設計の対象
- 7-2 スキーマ設計
- 7-3 シーケンス設計
- 7-4 インデックス設計
- 7-5 パフォーマンス安定化/統計情報他の固定
- 7-6 オブジェクトサイズ設計
- 7-7 本章のまとめ
- COLUMN 眠って起きたら解けていた ~メモリー・コンソリデーションという魔法~
第8章 DB運用設計
- この章で学ぶこと
- 8-1 DB設計の工程と体制
- 8-2 DB運用設計の対象
- 8-3 DB構成管理/変更管理
- 8-4 DBキャパシティ管理
- 8-5 本章のまとめ
- COLUMN 気にしないことで進む「セレンディピティと気づき」の感性
- COLUMN 整理とは、捨てずに置き場所を決めること ~コンパートメント化~
第9章 DB運用ツール
- この章で学ぶこと
- 9-1 DB運用ツールとは?
- 9-2 EUCツール
- 9-3 メタデータ管理システム
- 9-4 DBモニタリングツール
- 9-5 本章のまとめ
- COLUMN リフレーミング ~ Reframing ~
- COLUMN 遅く見えて速い ~ノンリニアシンキング~
第10章 DB基盤アーキテクチャ設計
- この章で学ぶこと
- 10-1 DB基盤アーキテクチャ
- 10-2 隠れたDB
- 10-3 全体像の整理とメタデータ統合
- 10-4 DBガバナンスと設計標準
- 10-5 連携方式の分類と選定方針
- 10-6 外部サービスDBとの連携(SaaS、クラウド)
- 10-7 本章のまとめ
- COLUMN 「 任せる準備」は自分を助ける ~デリゲーション~
第11章 事業の環境変化に強いDB設計
- この章で学ぶこと
- 11-1 事業の環境変化とは?
- 11-2 ビジネスの目的から出発する
- 11-3 データ中心アプローチ
- 11-4 目指すべきDB設計
- 11-5 システム統合/DB統合の起点にもモデルを
- 11-6 本章のまとめ
- COLUMN 命名によって解決する ~バズワード効果~
おわりに ── 変化に耐え、価値を持続するDB設計のために
Appendix1 練習問題
Appendix2 補足情報
- A-1 モデル作成ルールのまとめ
- A-2 モデル記法のまとめ
- A-3 SQLサンプル
- A-4 DB設計ツール
- A-5 参考書籍
