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可換環論の様相 クルルの定理と正則局所環

近代科学社

3,080円 (2,800円+税)

本書は、可換環論の発展の出発点となったクルルの定理(クルルの共通集合定理と単項イデアル定理,標高定理)や代数幾何学に関連の深い正則局所環に的を絞り,読者が自己充足的に読めるよう演習問題や,詳細な解答を掲載。

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内容紹介

本書は、可換環論の発展の出発点となったクルルの定理(クルルの共通集合定理と単項イデアル定理,標高定理)や代数幾何学に関連の深い正則局所環に的を絞り,読者が自己充足的に読めるよう演習問題や,詳細な解答を掲載。群・環・体を学んで少しイデアルに関心のある学生や,研究・実務で可換環論を活用する研究者・実務者に必携の書である。

書誌情報

  • 著者: 新妻 弘
  • 発行日: (紙書籍版発行日: 2017-12-11)
  • 最終更新日: 2017-12-11
  • バージョン: 1.0.0
  • ページ数: 271ページ(PDF版換算)
  • 対応フォーマット: PDF, EPUB
  • 出版社: 近代科学社

対象読者

代数学,環,多項式,イデアル,R加群に興味がある人

著者について

新妻 弘

東京理科大学名誉教授,理学博士
1970年 東京理科大学大学院理学研究科数学専攻修了
1991年 日本工業大学教養科教授
1994年 東京理科大学理学部数学科教授

目次

0 可換環論小史

1 環とイデアル

  • 1.1 環と準同型写像
  • 1.2 イデアルに関する演算
  • 1.3 素イデアルと極大イデアル
  • 1.4 イデアルの根基とベキ零イデアル
  • 1.5 局所環
  • 1.6 イデアルの多項式環への拡大

2 R加群

  • 2.1 R 加群
  • 2.2 剰余加群
  • 2.3 R 加群の準同型写像
  • 2.4 加群の直和
  • 2.5 自由加群
  • 第2章練習問題

3 R加群(続)

  • 3.1 中山の補題
  • 3.2 完全系列
  • 3.3 ネーター加群とアルティン加群
  • 3.4 組成列
  • 第3章練習問題

4 局所化

  • 4.1 局所化
  • 4.2 R 加群の局所化
  • 4.3 分数環への拡大イデアルと縮約イデアル
  • 第4章練習問題

5 準素イデアル

  • 5.1 準素イデアル
  • 5.2 準素分解をもつイデアル
  • 5.3 分数環における準素分解
  • 第5章練習問題

6 クルルの定理

  • 6.1 ネーター環における準素分解
  • 6.2 クルルの共通集合定理
  • 6.3 準素イデアルの長さ
  • 6.4 クルルの標高定理
  • 6.5 クルル次元
  • 第6章練習問題

7 正則局所環

  • 7.1 多項式環への拡大イデアル
  • 7.2 パラメーター系
  • 7.3 解析的独立性
  • 7.4 正則局所環
  • 7.5 整従属と整閉包
  • 7.6 クルル次元1 の正則局所環
  • 第7章練習問題

問題の略解

参考文献

索引

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