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AIを開発チームに採用する技術 27社の挑戦と成功法則

オーム社

2,860円 (2,600円+税)

AIを開発チームに採用している会社が、どんな経緯で始め、何を試し、どこで詰まっているのか ── 「ChatGPTを配って終わり」にしない。開発組織を変える、27社の実践

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内容紹介

AIコーディングツールを導入したいが、セキュリティの承認が下りない。ツールは配ったが、使っているのは一部のエンジニアだけ。使われ始めたが、レビューが追いつかない。効果を聞かれるが、数字で答えられない。
AIを開発チームに採用している会社が、どんな経緯で始め、何を試し、どこで詰まっているのか。筆者自身がそれを知りたかったことが、本書の出発点です。取材を呼びかけたところ、同じ問いを抱える企業が想定を大きく超えて集まりました。最終的に27社のCTO・VPoE・推進担当者に取材し、各社がどの順序で判断し、どこでつまずき、何を仕組みに変えたかを記録しています。
本書は、冒頭のような状況にある方──IT企業のPM、開発リーダー、技術部門マネージャー、そして現場のエンジニア──に向けて書きました。ツールの比較表や導入手順書ではなく、成功した施策だけを並べた事例集でもありません。「導入」ではなく「採用」という言葉を使うのは、各社が語っていたのがツールの設定ではなく、チームの働き方や判断基準を組み替えるプロセスだったからです。ツールは半年で入れ替わり、効果の測り方も各社の事業構造に依存します。本書が扱うのは、その手前にある判断の構造──レビュー、効果測定、セキュリティ、育成、契約、非エンジニア活用といった「次の壁」に各社がどう向き合い、何を仕組みに変えたかです。それを、読者が自社の状況に当てはめて使える形にまとめました。
第1章に課題別の逆引き表を用意しました。自社の状況に近い事例を第2章で読み、第3章で各社に共通する構造を確認し、第4章で自社の次の一手を選ぶ。通読しても、必要な論点から読んでも使える構成です。
本書が届けるのは答えではなく、次の一手を選ぶための材料です。先に動いた27社の経験を、読者の現場で役立ててください。(本書「まえがき」より)

書誌情報

  • 著者: 木下雄一朗
  • 発行日: (紙書籍版発行日: 2026-09-01)
  • 最終更新日: 2026-09-01
  • バージョン: 1.0.0
  • ページ数: 384
  • 対応フォーマット: EPUB
  • 出版社: オーム社

対象読者

著者について

木下雄一朗

株式会社キー・プランニング代表取締役。データベース設計・Web アプリケーション開発を中心に、多数の業務システム開発に携わる。2023年に生成AIと出会って以降、AIコーディングの技術開発と普及に邁進。著書は『AIエディタCursor 完全ガイド』(オーム社)など8冊。Software Design誌にて「プログラミング×AIの最前線」を連載中。
Cursor Regional Leader (East Asia)、Devin Ambassador。
X アカウント:kinopee_ai

目次

第1章 AIの「採用」はどこで詰まるのか

  • コラム:【WFPダチョウファーム】エンジニアも予算もない現場で、AIは何から始まるか

第2章 事例編——27社の壁と判断の記録

  • 大企業・グループ企業の挑戦
  • 【ソフトバンク】 「1日目からAI前提」で走り出した開発チーム
  • 【富士通】 法令文書700ページから始まった開発工程の「まるごと刷新」
  • 【みずほ証券】 「プロジェクト」ではなく「人」を選ぶ
  • 【サイボウズ】 AIによる「局所最適」を越えて、開発プロセスを組み直す
  • 【MonotaRO】 「やってみてから考えましょう」で回り始めた全社AI展開
  • 【さくらインターネット】 「便利だが、信用はしない」インフラ事業者のAI活用
  • 【KINTOテクノロジーズ】 「イノベーターの足を引っ張らない」、伸びる人から伸ばす
  • 【KAG】 コードが速く書けるほど、「何をつくるか」を話す時間が増えた
  • IT専業・SIerの転換
  • 【クラスメソッド】 社長の「AIフルコミット」宣言により10%から100%に届くまで
  • 【富士ソフト】 「速く作る」ではなく、品質と説明責任を失わない開発を
  • 【クリエーションライン】 AIで速くなるほど売上が減る受託開発をどう変えるか
  • 【ULSコンサルティング】 20年提唱してきた開発モデルに、AIが追いついてきた
  • 【モリサワ】 プルリクエストは1.8倍 ─ 次に変えるのはレビューと組織の流れ
  • 成長企業の試行錯誤
  • 【ファインディ】 トップと推進担当者とチャンピオンで回す — 400人組織のAI推進
  • 【ラクスル】 プロトタイプではなく、プロダクトコードで実践ノウハウを積む
  • 【ログラス】 「誰も来ない勉強会」から、99%がAIを使う組織ができるまで
  • 【e-dash】 エンジニア主導の導入が「使わない人は評価しない」に変わるまで
  • 【スタメン】 全員が使っても、「何倍」とは言わない
  • 【エクスプラザ】 「1週間コードを書くな」 — トップが盛り上げ、現場が育てるAI駆動開発
  • 少数精鋭チームの判断
  • 【ビズリンク】 「使わないことの方がリスク」から始まった開発と契約の転換
  • 【SecureNavi】 情報セキュリティ企業が「禁止」よりリスク提示を選んだ理由
  • 【JADE】 「プロンプトはあるが、意図はない」 — AIが書いたコードに向き合い、立て直す
  • 【en-gine】 「整っていなければ、そこで止まる」全工程AI化で見えた導入の順序
  • 【Elith】 「コード書きたい欲は、一旦置いといて」Kaggleマスターが集まるAI企業の割り切り
  • 【コンテンツワークス】 完全リモートの少数チームに「AIメンバー」を迎える — 仕様駆動開発で挑んだFlutter移植
  • 一人法人の実験
  • 【Axcxept】 AIを作る側が、AIで事業を回して見えたこと

第3章 横断分析 — 同じ問いへの異なる答えを整理する

  • コラム:ツールの作り手は、何を見ているか
  • 【OpenAI Japan 合同会社】 マルチエージェント時代の品質保証と開発者の役割
  • 【Devin(Cognition AI, Inc)】 実装速度の先にあるボトルネック
  • 【Cursor(Anysphere, Inc)】 書く速さの先にある、設計判断と効果測定の課題

第4章 AI採用ロードマップ — 自社の次の一手を決める

付録A AIコーディングツール利用ガイド テンプレート(開発者向け)

付録B 巻末用語集

索引

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